パターゴルフとパークゴルフの違いを初心者向けに徹底解説

雑記・コラム

週末のレジャーや新しい趣味を探していると、パターゴルフとパークゴルフという二つの言葉をよく目にしますよね。どちらも手軽に始められそうですが、パターゴルフとパークゴルフの違いが分からず、どちらに行けばいいのか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。

ルールや使用するクラブ、さらにはグラウンドゴルフやマレットゴルフといった似たような競技との違いについても気になるところです。最初はどれも同じようなものに感じるかもしれませんが、実際に遊んでみるとそれぞれに独自の魅力や特徴があることがわかります。この記事では、これから始めてみたい方に向けて、それぞれの特徴をわかりやすく解説していきます。

  • パターゴルフとパークゴルフの基本的なルールの違い
  • プレイに必要な道具やレンタルに関する情報
  • コースの特徴やプレイにかかる料金の相場
  • グラウンドゴルフなど他の類似競技との見分け方

パターゴルフとパークゴルフの違いを徹底解説

ここからは、パターゴルフとパークゴルフの具体的な違いについて、ルールや道具、コースの広さなど様々な視点から詳しく解説していきます。それぞれの特徴を掴んで、あなたに合ったプレイスタイルを見つけてみてください。

晴れた日の屋外パターゴルフコースで、パッティングのラインを読む日本人男性。手軽なレジャーとしての雰囲気を伝える。

両者のルールの違いと基本的な遊び方

パターゴルフは、その名の通りパターのみを使用してボールを転がし、カップに入れるまでの打数を競うゲームです。本物のゴルフのグリーン上でのプレイだけを抜き出したような形で、空中にボールを打ち上げることは基本的にありません。

多くの場合、1ホールあたりの規定打数(パー)は2〜4程度に設定されており、いかに少ない打数でカップインできるかを競います。コース外(OB)にボールが出てしまった場合は、1打罰を加えて元の位置や指定された場所から打ち直すといった、一般的なゴルフのグリーン周りのルールが適用されることがほとんどです。傾斜や芝の目を読みながら、繊細なタッチでボールを転がすという、ゴルフにおける「パッティング」の要素に特化した非常にシンプルで奥深いルールとなっています。

一方、パークゴルフは1983年に北海道の幕別町で考案されたスポーツで、専用のクラブ1本でボールを打ち、カップインするまでの打数を競います。

パターゴルフが「転がす」ことに終始するのに対し、パークゴルフはティーグラウンド(第1打を打つ場所)からボールを打ち出し、フェアウェイやラフ、バンカー(砂地)などが設けられているコースを進んでいくため、より本格的なゴルフに近い感覚で遊ぶことができます。

1ラウンドは18ホール、パー66を基本としており、クラブはティーショットからパッティングまで全て同じ1本の専用クラブを使用し続けなければならないという独自ルールの違いがあります。また、空振りは打数に数えない、ボールが打ちにくい場所にある場合の救済措置(アンプレヤブル)があるなど、初心者でもスムーズに進行できるよう工夫されたルールが整備されています。

ポイント:プレイスタイルの違い
パターゴルフは「転がす」ことに特化し繊細な距離感を楽しむのに対し、パークゴルフは「打つ(飛ばす)」要素が強く含まれ、ダイナミックなスイングとコースマネジメントの両方が求められます。

使用するクラブやボールなど道具の比較

広大なパークゴルフ場で、専用の木製クラブを使いティーショットを放つ日本人女性。本格的なゴルフに近いプレイスタイルを強調。

使用する道具にも明確な違いがあり、これが競技の難易度やプレイスタイルを大きく左右しています。パターゴルフでは、通常のゴルフで使用する「パター」と、一般的な「ゴルフボール」をそのまま使用します。

施設によっては本物の高麗芝やベント芝のグリーンを使用しているため、本格的なゴルフ経験者でもラウンド前のパッティングの練習として十分に楽しむことができます。

初心者向けの施設では、両面で打てる簡素なパターがレンタルされることも多いですが、マイパターを持ち込んでプレイすることも可能です。

本格的なゴルフボールを使用する際、もし普段のラウンドも意識するなら、ボールの傷や劣化具合が転がりにどう影響するかを知ることも重要です。

よろしければゴルフボールの交換ルールなども知っておくと、より実践的な知識が深まり、パターゴルフでのスコアアップや普段の練習にも繋がるかもしれません。

対してパークゴルフでは、木製またはカーボン製の専用クラブ(ヘッドが大きく平らで、ロフト角と呼ばれるフェースの傾きが0度のもの)と、直径60mmほど(重量80〜95g)の大きくてプラスチック製の専用ボールを使用します。

このロフト角が0度という設計が非常に重要で、強く振ってもボールが空高く舞い上がることがなく、安全に遠くへ飛ばすことができるようになっています。

ボールが通常のゴルフボールよりもかなり大きいため初心者でも芯に当てやすく、空振りしにくいのが最大の特徴です。これらの用具はすべて公式規格が定められており、認定品を使用することが推奨されています(出典:公益社団法人 日本パークゴルフ協会)。

コースの距離や広さの特徴について

コースの規模感や立地も全く異なります。パターゴルフは1ホールあたり数メートルから十数メートル程度と距離が短く、比較的コンパクトな敷地に9ホールから18ホールが配置されています。そのため、リゾートホテルの敷地内や、バッティングセンターの併設施設、総合レジャー施設の一角などに作られていることが多く、気軽に立ち寄れるのが特徴です。

コースは人工芝で作られていることが多く、中には風車やトンネルなどの障害物が設置された、いわゆる「ミニゴルフ」や「パットパットゴルフ」と呼ばれるようなアミューズメント性の高いコースも存在します。

一方、パークゴルフは、1ホールあたり最長で100メートルまでの距離があり、18ホール(パー66)で構成されるのが一般的です。私が住んでいる埼玉周辺の大きな公園や河川敷などでもよく見かけますが、18ホールを作るためには約1ヘクタールから3ヘクタールという広大な土地が必要になります。

自然の地形や樹木を活かしたコースレイアウトになっており、フェアウェイの芝は短く刈り込まれ、その両サイドにはラフと呼ばれる長い芝が配置されています。バンカー(砂の障害)やドッグレッグ(曲がったホール)などもあり、広大なコースを歩き回りながらプレイするため、良い運動になります。ただし、距離などは施設によって異なるため、あくまで一般的な目安としてお考えください。

プレイ料金の相場やレンタルの有無

パターゴルフ用のパターとゴルフボール、そしてパークゴルフ用の大きな専用クラブとボールを並べた比較画像。道具のサイズや形状の違いを一目で理解できるようにする。

どちらの競技も、専用のウェアや高価な道具を買い揃える必要はなく、手ぶらで訪れて楽しめるようにクラブやボールのレンタルが充実している施設がほとんどです。

プレイ料金も一般的なゴルフ場のラウンド費用(1万円〜数万円)と比較すると非常にリーズナブルで、お財布に優しいのが大きな魅力となっています。

パターゴルフの料金は、併設されている施設の種類によって幅があります。例えば、市営の公園などであれば数百円で遊べる場所もありますが、リゾートホテルや観光地のアクティビティとして提供されている場合は、18ホールで1,000円〜1,500円程度に設定されていることが多いです。

レンタルパターやボールの料金は、プレイ代に含まれているケースがほとんどです。一方パークゴルフは、市町村などの自治体が管理しているコースが多く、なんと無料で開放されているコースも珍しくありません。有料の施設でも、1日遊び放題で500円〜1,000円程度と非常に安価です。専用クラブとボールのレンタル代は、別途200円〜500円程度かかるのが一般的です。

競技名プレイ料金の相場(大人1回/1日)レンタルの有無と相場服装の目安
パターゴルフ500円〜1,500円程度あり(無料〜数百円程度)動きやすい普段着・スニーカー
パークゴルフ無料〜1,000円程度あり(200円〜500円程度)動きやすい普段着・スニーカー

注意
上記のプレイ料金やレンタル費用はあくまで一般的な目安です。季節や曜日によって料金が変動したり、芝の保護のためにヒール靴や革靴での入場を禁止している施設が多いため、正確な情報はお出かけ前に必ず各施設の公式サイトをご確認ください。

子供からシニアまで楽しめる対象年齢

パターゴルフとパークゴルフの両方に共通する最大のメリットは、激しい運動や特殊な筋力を必要としないため、子供からシニアまで三世代で一緒に楽しめるという点です。体格差や年齢によるハンデがつきにくく、おじいちゃんとお孫さんが同じ組で真剣勝負をするといった光景も珍しくありません。

特にパークゴルフは、通常のゴルフのようにボールを高く打ち上げる必要がなく、クラブのフェースが平らでボールも大きいため、小学生くらいのお子様でも数回振ればすぐにボールを前に飛ばすコツを掴むことができます。

また、18ホールを回ると約1キロから2キロ程度の距離を歩くことになるため、中高年の方のウォーキングを兼ねた健康維持や、地域コミュニティでの交流の場としても絶大な人気を誇っています。

パターゴルフも同様に、ボールを遠くへ飛ばすための強い腕力や柔軟性は全く不要です。純粋な方向感覚と、どれくらいの強さで打てばどれくらい転がるかという距離感を合わせるゲームなので、年齢や体力を問わず誰でもすぐに始めることができます。休日の家族サービスや、友人同士のちょっとしたレクリエーションとして、これほど最適なアクティビティはなかなかありません。

笑顔でパークゴルフを楽しむ、日本人の祖父、孫、母親の三世代家族。幅広い年齢層が一緒に遊べる生涯スポーツであることを表現。

パターゴルフやパークゴルフの違いと他の競技

手軽に楽しめるゴルフ系の生涯スポーツは、パターゴルフやパークゴルフだけではありません。公園や河川敷に出かけると、少し違う道具を使って楽しそうに遊んでいるグループを見かけることがあると思います。

ここでは、よく混同されがちな他の類似競技との違いや、それぞれの発祥、特徴についてご紹介します。

グラウンドゴルフとの違いや特徴

グラウンドゴルフもパークゴルフと非常によく似た競技で、高齢者を中心に絶大な人気がありますが、最大の違いは「ホール(地面に掘られた穴)」ではなく「ホールポスト」と呼ばれる金属製の枠に向かってボールを打つ点です。ボールがこのホールポストの輪の中に入って静止すれば「トマリ(上がり)」となります。

1982年に鳥取県の泊村(現在の湯梨浜町)で考案されたスポーツで、専用の木製クラブとボールを使用します。コースの広さや形に厳しい制限がないのが特徴で、スタートマットと呼ばれるシートを敷き、そこからホールポストまでの距離を15m、25m、30m、50mなど自由に設定してプレイします。

そのため、専用の芝生のコースがなくても、学校の運動場や河川敷、広場など、平坦な場所さえあればどこでもすぐにコースを設営できるのが最大の魅力です。1ラウンドは8ホールで構成されることが多く、ホールインワンを達成すると自分の合計スコアから「3打マイナス」されるという独自のエキサイティングなルールが存在します。

マレットゴルフのルールや発祥について

マレットゴルフは、1977年に福井県で考案され、その後長野県などで爆発的に普及したスポーツです。「マレット」とは木槌(きづち)を意味しており、その名の通りゲートボールのスティックに似たT字型の金属製専用スティックを使って、直径75mmの硬いプラスチック製のボールを打ちます。

ルール自体はゴルフやパークゴルフと似ており、カップインまでの打数を競いますが、プレイングフィールドの環境が大きく異なります。マレットゴルフのコースは、平坦な芝生ではなく、山林や松林の中、河川敷の傾斜地など、自然の起伏に富んだ地形をそのまま利用して作られていることが多いです。

マレットゴルフの醍醐味
ボールが木や石に当たると「カーン」という甲高い音が響きます。コース内の木の根や岩、強烈な傾斜といった自然の障害物をどう避けて打つかという、ビリヤードのような高い戦略性が求められるのがマレットゴルフの面白いところです。

公園の広場で、地面に設置された金属製のホールポスト(旗付きの輪)を狙ってグラウンドゴルフをプレイする、日本人のシニアグループ。

初心者におすすめなのはどちらの競技か

「パターゴルフとパークゴルフ、結局初心者はどちらから始めればいいの?」と迷われている方には、どのような目的で遊びたいかによっておすすめが変わってきます。

もしあなたが「全くの未経験で、とりあえず手軽に、服も汚さずにワイワイ楽しみたい」「デートの合間や、小さな子供連れで1時間ほど時間を潰したい」のであれば、まずはパターゴルフを強くおすすめします。

大きなスイングをしないため周囲に危険が及ぶリスクが極めて低く、ルールも「穴に入れるだけ」と直感的に理解しやすいからです。

一方で、「ただ転がすだけじゃ物足りない」「思い切りボールを打つ爽快感や、広々とした自然の中でゴルフのようなラウンド気分を味わいたい」というアクティブな方にはパークゴルフがぴったりです。ヘッドが大きいため初心者でも簡単にボールを飛ばすことができ、芯に当たってボールがフェアウェイを真っ直ぐ転がっていく感覚は、本物のゴルフ顔負けの快感があります。

まずは家の近くにどちらの施設があるか検索してみて、行きやすい方からチャレンジしてみるのも良いでしょう。

プレイにかかる所要時間の目安

休日の予定を立てる上で、プレイにかかる所要時間の把握は非常に重要です。コースの混雑具合や、一緒に回る人数のプレイペースによっても変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。

パターゴルフの場合:
1ホールあたりの距離が短く、移動時間もほとんどかからないため、18ホールをプレイしても約30分〜1時間程度でラウンドを終えることができます。サクッと遊んで、その後に食事や別の観光に出かけるといったスケジュールが組みやすいのがメリットです。

パークゴルフの場合:
1ホールあたり最長100メートルの距離があり、18ホール全体で約1キロから2キロの距離を歩くことになるため、約1時間〜1時間半程度の時間がかかります。

4人1組のグループで、じっくりとラインを読んだり会話を楽しみながらラウンドすると、2時間近くかかることもあります。適度な疲労感があるため、プレイ後は温泉に入ったり、美味しいご飯を食べたりする計画を立てておくと最高の休日になります。時間に余裕を持ってスケジュールを組むことをおすすめします。

木々が立ち並ぶ自然豊かな林間コースで、木槌のような専用スティックを使いマレットゴルフを楽しむ日本人男性。地形を活かしたコースの特徴を伝える。

パターゴルフとパークゴルフの違いまとめ

ここまで、パターゴルフとパークゴルフの違いを中心に、関連するグラウンドゴルフやマレットゴルフといった様々なスポーツについても詳しく解説してきました。どれも似ているようでいて、使用する道具やコースの規模、そして求められる技術に明確な違いがあることがお分かりいただけたかと思います。

それぞれの特徴のおさらい
・パターゴルフ:パターのみで転がす、コンパクトな敷地で短時間で手軽に遊べる。
・パークゴルフ:専用クラブで打つ(飛ばす)、広大なコースを歩き本格的なゴルフ感覚を味わえる。
・グラウンドゴルフ:穴ではなく金属製のポストを狙う、場所を選ばずどこでも設営可能。
・マレットゴルフ:木槌のようなスティックを使い、山林などの自然の起伏を活かして戦略的に攻める。

どちらの競技も、専用の道具を買い揃える必要はなく、数百円程度のリーズナブルな料金で手軽に始められるのが魅力です。

また、年齢や性別を問わず同じルールで競い合うことができるため、運動不足の解消や健康維持、そして家族や友人とのコミュニケーションの場として非常に優秀な生涯スポーツだと言えます。ご自身の体力や「どんな風に遊びたいか」という目的に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。なお、新しいスポーツを始める際の自身の健康状態の確認や、プレイ中の急な体調不良の判断などについては、無理をせず最終的な判断は専門家にご相談ください。

ルールとマナーを守って、怪我のない楽しいゴルフライフを満喫してくださいね!